ペット動物には、犬や猫をはじめ、鳥などの小動物、また、海水魚や淡水魚など様々です。こうしたペットを販売する店に勤務し、接客販売をはじめとして店の運営に関するさまざまな役割を担当するとともに、客に、飼育に関するアドバイスや情報提供をしたりするのが、ペットショップ店員の仕事です。

　店員の仕事の第一は、店内を清潔にたもつことです。ペットの排泄物の掃除は常におこない、臭いなどが残らないように注意します。清潔にすることは、ペットの健康にもつながり、また店の印象を良くします。ペットの食欲は健康のバロメーターです。餌の食べ方によって、休ませたり、運動させたりして、体調維持に努めます。

　販売では、客の住居環境などをよく聞くことが、もっとも重要です。例えば、狭い部屋で大型犬を飼うことを避けるようにアドバイスしたりします。

　海水魚や淡水魚など、観賞用の魚を専門にあつかう店では、水槽の管理は、店員の仕事の基本です。淡水魚の体に白いはん点が出る病気は、他の魚に伝染する恐れがあります。

　また、魚は種類によって飼育環境が異なります。そうした専門知識を持って、店員は水槽内を清潔にたもち、魚種によって、水の温度や量を調節します。

　ペットは、物言わぬ家族です。ペットショップ店員には、そうした心の面にも、深い理解が求められます。