家庭や職場をまわり、化粧品を販売するのが、化粧品訪問販売員です。化粧品訪問販売員は、販売会社などと販売契約を結び、商品を仕入れて、お客に販売します。収入は、一般的に売上高に応じます。

　訪問販売員は、知人に紹介された家庭や職場などを訪問し、まず、カタログなどで説明します。

　次に、お客が興味を示したら、肌の状態などを診断して、販売のきっかけをつくります。肌診断は、お客の肌の状態に合った化粧品をすすめる上で必要な技術です。

　そして、商品の良さを説明し、メイクアップを指導しながら商品をすすめます。

　訪問販売は、訪問しても一回ではなかなか販売に結び付きません。何度も足を運び、話をする中でお客との信頼関係を築き上げて行くことが大切です。販売を効率的に行うために、親しいお客の自宅を借りてホームパーティを開くこともあります。

　訪問販売員は、一般的に、自宅から仕事に出かけ、自宅に帰ります。自宅に戻ったら、その日の事務処理を行います。働く時間が自由な反面、自分で販売計画を立て、きちんと実行していくための自己管理が大切です。ときには、販売員同志は、ミーティングを開き、商品知識の勉強をします。