化粧品売り場や結婚式場、演劇、映画などの撮影現場などで、お客や俳優、出演者などの顔に、ファンデーションや口紅などをつけて化粧や扮装をして、その人の顔を美しく見せるようにメーキャップ（make−up）するのが、メークです。

　化粧品メーカーで働くメークは、百貨店の店頭などで、お客の要望にそったメークをして、商品である化粧品の購入提案をします。また、化粧方法の相談を受に応じて、アドバイスをします。メークには、新商品や流行色などの情報、肌に関する専門的な知識を身につけていることが求められます。

　結婚式場で働くメークは、結婚式を迎える花嫁の希望を聞いて、衣裳の色や挙式の形式にふさわしい化粧をします。

　花嫁の美しさを引きたてる化粧だけでなく、花嫁の緊張をときほぐします。お色直しでは、洋装・和装の衣裳によって、化粧の方法を変えます。披露宴の進行に合わせて、短時間で化粧を仕上げます。

　テレビや映画、コマーシャルなどの撮影現場で働くメークは、出演者の役柄や年令設定など、演出家、カメラマンの要望に合った化粧をします。撮影の途中では、化粧の乱れを直します。

　出演者の役柄によっては、奇抜な色彩やデザインの特殊メークを行うこともあります。