クリーニング師は、ワイシャツやスーツ、毛皮などの洗濯やアイロンかけ、衣類の染み抜き、補修などもこなす洗濯処理の専門家です。クリーニングの仕事は、汚れ物の分別・洗濯・染み抜き・アイロン・包装などいくつもの行程を経ます。

　作業の機械化も進められていますが、まだまだ手仕事に頼る部分が多く、なかでも染み抜きやアイロンかけのようにマスターするまで何年もの経験が必要な仕事もあります。

　また、最近は、毎年新しい素材を使った製品が出てきています。繊維の性質によっては洗濯の方法も異なるため、常に新製品に関する情報を身につける必要があります。

　また、お客さんの衣類を雑菌などから守るため、お店の衛生管理に関する仕事も行っています。洗濯処理と公衆衛生についての専門的な知識が必要なため、クリーニング師になるには、都遣府県知事の免許が必要です。

　また、クリーニング店には、最低一人のクリーニング師を置くことが法律によって義務づけられています。