履歴書はこう考えて書こう

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履歴書の書き方

「採用してもらう」は「異性と付き合ってもらう」と考え方が同じ。採用したくなる過程を考えて履歴書を書こう。


「そうか!履歴書はこう書けばいいのか!」ということが簡単にわかります

そもそも、なぜ履歴書を書かなければならないのか

企業にはたくさんの応募が来ます。

本当は、「働きたい」と思っている方全員に面談したいはずです。

しかし、人事担当者はさまざまな業務を抱えているなど、全ての応募者と面接する時間を確保できないことが多々あります。

そのため、「この人となら面接してみたい」と思える応募者を選抜するために履歴書を見ます。

ですから「面接に呼んでもらうため」に、履歴書を書かなければならないということになります。

ぜひ、下記の履歴書の書き方を参考にしていただきたいと思います。

まとめ

  • 企業は「この人となら面接してみたい」と思える応募者だけと面接したいと思っている
  • だから企業は、面接をする前に履歴書の送付を求めている

面接が実現しない、よくある履歴書

「やる気は誰にも負けません」や「趣味は読書です」といった自己PRの履歴書をよく見かけます。

「やる気は誰にも負けません!」

「やる気」があるのはあたりまえ。その根拠が必要。

企業は「会社に貢献してくれる人を採用したい」と考えています。

「やる気はあります」「がんばります」というような履歴書の場合、具体例がないので、信用してもらえません。

「趣味は読書です」

「読書」が仕事にどう役に立つのかがわからない。

読書という趣味が仕事にどう役立つのかがわからないので、「あぁ読書が好きなの・・・。それで?」という印象しか与えません。

趣味を書くことを目的とするのではなく、読書が仕事にどう役に立つのかを記述してください。

恋愛におきかえてみるとわかりやすい

突然、知らない人にこんなことを言われたらどんな気持ちになるでしょうか。

「あなたのことが好きです!付き合ってください!」

困りますよね。こんな気持ちになるのではないでしょうか。

「なんで私のことが好きなの?」
「私があなたの好みかどうかがわかりません」

では、どのような要件が成立すると、お付き合いが始まるのでしょうか。

お付き合いが始まる要件

合コンでの場を思い浮かべてください。

  • 相手の話がおもしろいと感じる
  • 配慮のある人だなぁと感心する
  • 音楽の趣味が合うことがわかった
  • 一緒にコンサートに行ってみたいなぁと感じる

このような光景はごく普通にあると思います。

この流れについて一つずつ分析してみます。

相手の話がおもしろいと感じる

お笑い好きな人なら、相手を笑わせようとする人に感じるでしょうし、
政治経済の話題に興味のある人なら、現在の情勢について、詳しく語ってくれる人に対しておもしろいと感じるでしょう。

配慮のある人だなぁと感心する

取り皿を店員さんに頼んでくれる。
料理を取り分けてくれる。

そういったことに感心することがあるでしょう。

音楽の趣味が合うことがわかった

あるアーティストの話で盛り上がり、あのアルバム、あのシングルが・・・というような話に花が咲くと豊かな気持ちになります。

一緒にライブに行ってみたいなぁと感じる

一連の会話の流れで、盛り上がったアーティストのライブを一緒に行ってみたいなぁという気持ちになれば、お付き合いへの一歩を踏み出したことになります。

この流れで大切なこと

この流れにおいて「一緒にコンサートに行ってみたいなぁ」と感じたのは

自分自身の趣味や考え方が
相手の趣味や考え方、行動にマッチした

ことが一歩踏み出した要因です。

場合によっては、逆の現象(好かれない)が起こっていたかもしれません。

特にお笑いが好きでなかったら

相手がお笑いに関する話をしてくると、うるさくて仕方がないでしょう。

「自分が食べるものは自分で取るものだ」と考えている人であれば

料理を取り分けてくれるのは、「配慮でなく大きなお世話」と感じてしまいます。

「この人がいいなぁ」と思ったら

もし、この人がいいなぁということになれば、

  • 相手の考え、価値観などを知る
  • 自分は「相手のそれ」と同じかを確認する
  • 同じであれば、それを表現する

これができれば成功する確率が高まります。

なぜならば、

同じ価値観の人と一緒にいることが心地よい、楽しいという
メリットを感じるからです。

価値観や考えが違うと感じたら、

相手の考え、価値観などを取り入れる

または

あきらめる

のどちらかの判断をしなければならなくなります。

履歴書に、人事担当者がメリットを感じるものでなければ、面接さえ実現しないんです。

「面接したい!」と思ってもらう履歴書の書き方

恋愛で例えたことを、履歴書に置き換えて考えていきます。

相手(企業)にメリットを感じさせることを書けばいいんです。

相手は何を望んでいるのか

会社や仕事の内容によって、企業が求めていることはさまざまです。

「即戦力の技術者」を求めている場合

「技術力」を持った人を求めている

「未経験歓迎」という仕事の場合

「人の話をよく聞く素直な心」を持った人を求めている

「将来、会社を担う人」を求めている場合

「創業理念や社風を理解し、共感する心」を持った人を求めている

ということが考えられます。

まとめ

  • 求人広告から相手(企業)が何を望んでいるかをしっかりと読み取ってください。

あなたが提供できること

あなたの今までの人生経験から、その会社に何が提供できるかを考えてください。

過去の「仕事」を通じて

今までの仕事を通じて、どんな貢献ができるのでしょうか。

具体的に書くことで「この仕事ぶりはわが社に貢献してくれそう。」と思ってもらえます。

たとえば、プログラマーの募集の場合、

あるプロジェクトについて

  • 「どんなポジション」で
  • 「どんなことを意識」し
  • 「どんな役割」を果たし
  • 「こんな成果を上げた」

というようなことを具体的に記述することで、人事担当者は「あなたが働く」イメージが沸きます。

そのイメージが理想とする人材像とマッチすることで「よし!面接に来てもらおう!」と思ってもらえるのです。

NGなPRの例

iPhoneのアプリ開発に興味を持っています。

自分が制作に関わった成果物が形で残せるのは達成感があると感じています。

ユーザーが喜ぶものを制作し続けることで、自己成長ができると思います。

  • 自己の欲求しか書かれていない
  • 応募先企業にとって、採用するメリットがない
趣味を通じて

趣味を通じて、会社にどんな貢献できるか

上で「趣味は読書です」と言ったところであまり意味はないと述べました。

必要なのは「読書」という趣味によって得たものを通じて、会社に何を貢献できるかということを具体例を出してPRすることです。

高い効果を発揮する例

書類作成、お客様からメールの対応をする求人に対して

  • 読書を通じて、文章構成力を育むことができたので、メールや書類の作成クオリティが高い
  • 必要なことは「その具体例」を示して「クオリティが高い」根拠を示す
  • 国語の成績や、過去の業務実績などの具体例を示すと説得力がバツグンに高まります。
性格、価値観を通じて

その企業はどんな価値観を持った人を望んでいるのか

恋愛において、

「ぐいぐいひっぱっていく人」がタイプな人
「調和を大切にする人」がタイプな人

と、人によってさまざまな価値観を持っています。

お互いの考えや価値観がマッチすることで、多くの恋愛が成就します。

同じように、企業はどんな価値観を望んでいて、その価値観と自分はマッチしているかどうかが大切です。

高い効果を発揮する例

チームワークを大切にしている会社の営業マン募集求人に対して

「ガンガン飛び込み営業で売上をUPさせる自信があります」

という人よりも

「営業の経験はありませんが、前職では助け合いを意識して仕事をしていました」

という人に会ってみたいと思われるでしょう。

どちらの人が優れている、優れていないというわけではなく、

会社の考え、価値観にマッチした人に会ってみたいと思われるということになります。

晴れて採用された後の自分の姿

「自分らしさを発揮している」といった幸福感をイメージして伝える

会社としても、従業員が幸せになることを願っています。

会社も幸せ、自分も幸せという美しい関係が成立することを伝えましょう。

まとめ

  • 就職、転職を、結婚や恋愛に例えるとわかりやすいと思います。
  • 相手のことを考え(会社は何を望んでいるか)、その期待に応えられ、かつ自分も幸せになるということを伝えることが大切です。

以上を履歴書の書き方の参考にしていただけたらと思います。

がんばってください!

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