新卒者就職応援プロジェクト 北海道

北海道労働局では、昨今の厳しい雇用状況を受けて、新卒者等が利用しやすい専門のハローワーク「新卒応援ハローワーク」を札幌所内に開設し、大学および高校等を新規に卒業される予定の方、ならびに卒業後3年以内の未就職者の方を対象に、職業相談や面接対策などの支援活動を専門的に行っています。

新卒の求人情報を見る

また道内のハローワーク各所と地方公共団体、労働界、産業界と各種学校関係者を構成員とし、地域の実情を踏まえた就職支援の企画、立案を行う「北海道新卒者就職応援本部」を設置し、3年以内の既卒者までを対象とする「新卒者就職応援プロジェクト」に基づいて、各種雇用対策を実施しています。

北海道労働局および道内のハローワーク各所を中心に、北海道における新卒者の就職支援のための企画、調整を行うもので、本部長を北海道労働局長とし、地方公共団体ならびに学校関係者、産業界、労働界を構成員として、次のような支援および啓発活動等を行います。

• 北海道における新卒者支援の実施状況の把握
• 北海道における新卒者の就職状況等の調査･把握
• 事業主団体等への「新卒者就職応援プロジェクト（※1）」の周知と啓発
• 事業主団体等への「新卒者企業実習推進事業（※2）」の実施についての調整
• 事業主団体等への雇用対策法に基づく指針の改正等についての周知･啓発
• 事業主団体等への採用拡大の要請 等

※1:新規学卒時に正規雇用として就職できなかったものを採用した企業に対し、奨励金を支給

※2:短期のインターンシップの機会を提供

卒業後3年以内の既卒者の方を対象に、正規雇用に向けた育成を目的とする有期雇用を行ったうえで、その後正規雇用へと移行させた事業主について、奨励金を支給するものです。

この制度により、新卒者の受け入れにかかる負担を軽減し、採用インセンティブを高めると同時に、正規雇用への移行促進を図ります。

対象者

未内定の大学生や高校生など

支給対象事業主

奨励金の対象となる求人を提出し、ハローワークまたは新卒応援ハローワークからの紹介を受けて未就職卒業生を有期（原則3ヶ月）で雇用、その後正規雇用へ移行させた事業主

支給額等

有期雇用期間は対象者1人あたり月額10万円、その後正規雇用へ移行して3ヶ月を経過した場合、対象者一人当たりさらに50万円を支給。

卒業後3年以内の大卒者等について、新卒採用として正規に雇用する事業主に、奨励金を支給するものです。

この制度により、既卒者の新卒者枠による採用の普及促進を図ります。

対象者

大学等を卒業後、安定した就労の経験がない既卒者

支給対象事業主

卒業後3年以内の既卒者までを対象とする求人を提出し、ハローワークまたは新卒応援ハローワークからの紹介を受けて、卒業後3年以内の既卒者を新卒者と同じ条件により正規に雇入れた事業主

支給額等

正規雇用による雇入れを行ってから6ヵ月後に、100万円を支給。

大学等の卒業年次の方および卒業後3年以内の方を対象に、実際に企業での業務内容や職場環境に触れる機会としての企業実習を行い、そこでの体験を通して企業で働くということを具体的にイメージするとともに、より広い視野で応募企業や職種を選択することが出来るよう、働きかけるものです。

※「大学等」とは、大学（院）、短大、高専および専修学校等をいいます。

対象者

大学等における卒業年次の在校生（卒業年次を超えて在籍する方を含む）、および卒業後3年以内の既卒者で未就職の方

実施企業

ハローワークへ求人を提出している企業と、求人を予定している採用意欲の高い中堅、中小企業で、特に大学等の卒業後3年以内既卒者を応募可能としている事業所

実習期間

原則10日程度（最低3日から最長1ヶ月までの期間で設定可）

実習終了後の取り扱い

実習の終了後、当該企業への就職を希望される方は、ハローワークにて職業紹介を行います。

受講内容等

実習の実施が可能な企業は、求人票にその旨を記載し、ハローワーク窓口にて内容を説明。